No25421-08 山口城 (やまぐちじょう)       

東城背後の空堀と土塁 西城の円墳

城郭の概要
別  名 : 外村城
所在地 : 愛東町外
築城年 : 不詳
形  式 : 丘城
遺  構 : 切岸、堀切、土塁、虎口
訪城日 : 平成22年7月10日 

歴   史
詳細は不明である。

構造と感想 西城先端の切岸
山口城は、愛東町外集落の北東約250mに位置し、鈴鹿山系の丘陵から南西に突き出した舌状尾根の先端部に築かれている。東と中と西の遺構からなり、東の遺構は東背後を大きな堀切で画し、土塁も伴っているが、前方の防御が弱い。中の遺構は背後に溝のような堀切を設けた程度で削平も切岸も甘く自然地形と思える。西の遺構は尾根先の両側面と北西側の谷筋が堀切られやや厳しい切岸であるが、北東奥の円墳から背後に区画する施設がなく、南東斜面も緩やかで防御が弱い。いずれも明瞭性の乏しい遺構であるが、東の遺構が城郭と思える遺構である。

道 案 内            
名神八日市ICを出た国道421号の八日市IC交差点を東に2.4km程行った御園交差点を左折する。国道307号に入り北に道なりに1.7km程行った妹南交差点を右折する。県道217号線に入り東に3.9km程行ったT字路を右折する。県道506号線に入り道なりに930m程行ったT字路を農道へ左折する。農道を大きくUターンするように170m程進んだ所の橋梁の右手が城跡である。山道への橋を渡った所が西の遺構で、手前の林道を150m程登ると東の遺構である。

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