No25421-02 北坂城 (きたさかじょう)       

背後の堀切 石列

城郭の概要
別  名 : 北坂本城
所在地 : 愛東町百済寺戊
築城年 : 永正~大永年間
形  式 : 山城(513.8m)
遺  構 : 堀切、土塁、石列、
訪城日 : 平成21年11月23日     

歴   史
井関源三郎、源四郎が在城したとされるが、井関氏に関し地元に伝承がなく、城番として在城したと考えられるものの、詳細は不明である。

構造と感想
狼煙穴か
百済寺の北方の山上に築かれ、眺望は抜群で湖東平野が一望でき、百済寺防衛を担っていた城郭と考えられている。
城跡は鈴鹿山系の丘陵地帯に張り出した舌状尾根のピークに築かれ、背後を堀切で遮断し、城内側には巨大な土塁(櫓台か)を伴っている。土塁の西側が40m×25m程の郭で、中間に小さな段差があり二段になっている。下段には三方に土塁が廻り、西に平虎口が開いている。土塁の外側には石列が入れてある。なお、下段の郭に二か所の窪地がありここで狼煙をあげ、寺に急を知らせたのだろうか。
           

道 案 内            
名神八日市ICを出た国道421号の八日市IC交差点を東に2.4km程行った御園交差点を左折する。国道307号に入り北に道なりに5.1km程行った中里交差点を通過し、660m程先の(湯屋町の)T字路を右折する。東に道なりに1.6km程行って名神高速ガードをくぐり、50m先のY字路を左斜めに入る。100m弱行き川沿いに出て橋を渡り、林道を1.5km程上るが、普段は橋の所で施錠され入れない。林道を上っていくと左手に小さな案内板があるので林道脇に駐車し、山道を20分程登ると城跡に至る。

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