No25402−06 河曲城 (かまがりじょう)       

この先で90度屈曲する大同川 河曲神社

城郭の概要                  
別  名 :
所在地 : 五個荘町河曲254−2
築城年 :
形  式 : 平城
遺  構 : 堀跡
訪城日 : 平成25年6月29日

歴   史
地元伝承によると河曲城は、近江三能筆の一人である河曲壹岐守の居城とされ、河曲神社の北隣の小字「里ノ内」(鳩ノ後)だったとされる。河曲氏は、小倉源氏庶流、河曲五郎眞忠の子孫で、初め又一郎と称した。佐々木家の武臣であった。
また、河曲氏との関係や時期の前後等は不明だが、佐々木氏の家臣、清水源八邸は小字小字「源八」(本念寺西側の畑地付近)に、同じく清水四郎右ヱ門邸は小字「清水」(新川と大同川が北で交差する南側付近)であったと伝わる。

構造と感想
河曲城は、和田山城の南約500mの河曲集落に所在した。河曲地区は、北の新川、南と西の大同川に囲まれた集落で、特に集落の南側を流れる大同川は南西隅で北に折れ、その後も複雑に屈曲しながら集落の西側を流下して新川に合流する。河曲城は、この大同川を堀として利用した城であったと推測されるが、遺構らしきものは残っていない。

道 案 内
国道8号を彦根方面から来て愛知川をを渡った二つ目の簗瀬交差点を右折し、県道52号線に入る。西に1.3km程行った左手の三菱農機ソーコを越えてすぐの十字路を右折し、路地に入って北へ150m程行った十字路の右手が「河曲神社」である。

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