No25401−15 池之脇城 (いけのわきじょう)       

背後の堀切 切岸裾の横堀と土橋

城郭の概要                  
北東方向
別  名 :
所在地 : 神崎郡永源寺町池之脇
築城年 : 戦国期
形  式 : 山城(標高277m)
遺  構 : 堀切、横堀、土橋、土塁、
訪城日 : 平成25年6月23日         

歴   史
寺院付属の城郭である。横堀の存在から永禄11年(1568)の織田信長の近江侵攻に応じて築かれたと考えられている

構造と感想
現長寿寺の南およそ150mの山頂部を山城が占め、東側の山腹に元亀年間の兵火により消失したとされる東大寺末の荘厳寺支院「長寿寺」跡が残っている。
山頂の山城は、主郭が変形した長方形で、背後を大きく堀切った単郭式である。比高差およそ2.5mの切岸の裾には巾およそ1.5m、深さ0.5〜0.6mの形式だけの横堀が断続的に巡っている。比高も小さく、外周には土塁もなく、見張り台的な機能を担ったと思われる。

道 案 内
名神高速道八日市インターを下りて国道421号を東の永源寺方面に進み、2.4km程行った国道307号との(御園)交差点を右折し国道307号に入る。南に1.2km程行った瓜生津町交差点を左折し県道170号に入る。東に3.0km程行った突き当たりのT字路を左折し、県道508号線に入る。北東に310m程行ったT字路を右折し、東に930m程走った突き当たりT字路を右折する。南西に240m程行って左折し、南に向かって70m程の所に「ひつじ公園」がある。そこから260m程先の谷に一軒家があり、その左手(東)220mの尾根上のピークが城跡である。

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