No25383−13 | 上迫城 | (かみはさまじょう) |
![]() |
![]() |
背後の土塁 | 背後の堀切 |
◆ 城郭の概要 |
別 名 : |
所在地 : 蒲生郡日野町上迫 |
築城年 : |
形 式 : 平山城(標高195m) |
遺 構 : 土塁、堀切 |
訪城日 : 平成23年2月12日 |
◆ 歴 史 |
永禄9年(1566)7月、梶井宮応胤より儀俄中務丞秀連の「迫上下の郷地頭職ならびに闕所検断神社山内」の知行が認められたとの記録が残っている。 なお、姫塚橋の袂に姫塚があり、次のような説明がなされている。 <この姫塚は伝説の塚である。戦国時代の昔、すぐ西側にあった上迫城で合戦があって城が落城したとき、城の姫がこの場で自害したので、村人が葬ってやりダマの木を植えて姫塚と称した。 後年、大木になったので木を切り真龍寺の薪にしたところ、姫のたたりで寺が全焼し、恐れた村人は再び鎮魂のダマの木を植えた。 昭和34年の町道修復で姫塚が消滅することになったので、二代目の大木に成長したダマの木を伐りこの石碑を建立した。> |
◆ 構造と感想 |
上迫城は、菖蒲谷の西側に北東に伸びる尾根先端に築かれ、東西約30m、南北約70mの城域に三段の削平地が設けられている。上段が主郭で東西約30m、南北約35mに及び、南背後は巾約6m堀切と高さ約4mの土塁で遮断されている。主郭の北に二段の小郭を設け、その先は約8mの絶壁となっている。 なお、遺構は、後年の耕作により相当な改変を受けているように思える。 |
◆ 道 案 内 |
神高速道八日市インターを下りて国道421号を東の永源寺方面に進み、2.4km程行った国道307号との(御園)交差点を右折し、国道307号に入る。南に9.5km程行った日田交差点を直進し、日野水口グリーンバイパスに入る。水口方面に2.7km程行った深山交差点を直進し、900m程先の次の信号交差点で左折する。南に320m程行って川沿いの空き地に駐車する。そこの馬場橋を渡り西に南に110m程行き十字路を左折し、60m程進むと右手に丘陵上の畑に登る道があり、その道を尾根まで登ると城跡である。なお、一本上流の橋の袂に姫塚がある。 |
◆ | ![]() |
TOPへ | 戻る |