No25383-02 | 園城 | (おんじょう) |
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主郭の東虎口 | 主郭北側の土塁 |
◆ 城郭の概要 | ![]() 井戸 |
別 名 : | |
所在地 : 蒲生郡日野町川原 | |
築城年 : | |
形 式 : 平山城(標高262.7m) | |
遺 構 : 土塁、虎口、堀切、横堀、井戸、 | |
訪城日 : 平成22年12月11日 |
◆ 歴 史 |
蒲生郡志に「園城式部大輔邸跡」とあるが、これは同町杣の遠城を指すようである。また、三十坪に小字「園城」、小御門の小字「忍城」の地名が存在するが、この遺構や園城氏との関連は不明である。 |
◆ 構造と感想 |
園城は日野町の北東端、原集落のすぐ西側で、鉄塔に西側の佐久良川南岸丘陵上の標高262.7m、比高18mに存している。 頂部に東西45m、南北25mのほぼ長方形で、南側を除く三方に高さ約1〜1.5mの土塁が巡る主郭が置かれ、東と西側を堀切で断ち切り、南と北側はこの堀切から続く横堀が囲繞している。また土塁のない南側には帯郭が設けられ、主郭から下りるスロープがある。西側にも虎口が開き堀切に下りるか、木橋で西郭につながっていたとされる。主郭の北西部には大きな井戸が残っている。 西郭は、ほぼ三角形を呈し、西側は堀切に土橋が架かる。北側は横堀で西端に堀切の竪堀が落ちてきている。堀切の外は自然地形の尾根である。 なお、丘陵の東と南麓には、土塁で区画された削平地が広がっており、館跡の様相である。また、その南側の水田を挟んだ対面の山林内にも土塁で仕切られた削平地が存在し、どこまでが城遺構か分からない。 城の規模は小さいが、特に主郭周辺に明瞭な遺構が残っており、見応えがあった。 |
◆ 道 案 内 | ![]() 主郭と西郭間の堀切 |
名神高速道八日市インターを下りて国道421号を東の永源寺方面に進み、2.4km程行った国道307号との(御園)交差点を右折し、国道307号に入る。南に1.2km程行った瓜生津交差点を左折し県道170号に入る。東に3km程行った高木町のT字路を右折し、県道508号線に入る。南に2.6km程行き県道188号線との信号交差点で左折し、2.6km程東進すると原(桜川)バス停のあるT字路に至る。そこを原集落に向かい直進し、100m程先の集落入り口のY字路を右手に進む。道なりに180m程進み突き当たりT字路を右折し、200m程西進すると左手に鉄塔と小屋があり、その西の丘陵上が城跡である。 |
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