No25382−01 大塚城 (おおつかじょう)       

水堀と土塁 寺院西の十字路の土塁

城郭の概要                  
別  名 :
所在地 : 蒲生郡蒲生町大塚
築城年 :
形  式 : 平城
遺  構 : 堀、土塁
訪城日 : 平成22年9月26日

歴   史
大塚城は、室町中期に大塚平左衛門によって築かれたとされる。大塚氏は、六角氏に仕え、天文年間(1532〜55)には六角定頼のもとで大塚八郎右衛門が舟奉行を務めている。
なお、大洞弁天当国古城主名札には、大塚角之助以下10名の名が記されている。

構造と感想
大塚城は、近江鉄道朝日大塚駅のすぐ北側に位置し、城屋敷の小字名が残っている。同城は土塁の断片が各所に点在しており、複郭式であったと考えられている。
圃場整備前までは、小字城屋敷と小字野口に水堀と土塁が囲繞する郭(水田)が残っていたが、現在は、小字城屋敷に鉄道に分断された南側の水堀と土塁が、また少し離れた西側や北側の3、4ケ所に土塁の断片が残るのみとなっている。
なお、城域の各所に石碑が建てられ、大塚城主因幡屋敷跡、金花院跡、堀兵衛屋敷跡、水晶工房光り屋敷跡、丹後屋敷跡、徳本屋敷跡、民部屋敷跡等の方位が示されている。また、土塁上には大塚城内堀跡の石碑も建てられている。

道 案 内
神高速道八日市インターを下りて国道421号を東の永源寺方面に進み、2.4km程行った国道307号との(御園)交差点を右折し、国道307号に入る。南に4.2km程行った諸木大橋北詰交差点で右折する。川沿いの道に入り道なりに4.3km程西に行くと桜川東交差点に至る。その交差点を左折し、南に1.2km程行って池の所で右折する。直ぐ前方左手が朝日大塚駅でその北側の林一帯が城跡である。

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