No25366−22 | No25366−23 | ||
中野城 | 坊谷城 | ||
(なかのじょう) | (ぼうたにじょう) |
![]() |
![]() |
中野城 南面の土塁 | 坊谷城 虎口内 |
◆ 城郭の概要 | ◆ 城郭の概要 | |
別 名 : 池田城 | 別 名 : | |
所在地 : 甲南町池田字古ノ古 | 所在地 : 甲南町池田字坊谷 | |
築城年 : 室町期 | 築城年 : | |
形 式 : 平城 | 形 式 : 丘城 | |
遺 構 : 土塁、堀切 | 遺 構 : 土塁、堀、櫓台、虎口 | |
訪城日 : 平成24年5月5日 | 訪城日 : 平成24年5月5日 |
◆ 歴 史 |
・・・・中野城・・・・は、室町期に池田大和守が築いたと云われるが、詳細は不明である。 |
◆ 構造と感想 |
・・・・中野城・・・・は、杣川左岸に立地する甲南町池田地区の南方丘陵沿いには城館がまとまって(小谷城、小出城、池田西城、池田東城、坊谷城)築かれている。その中で中野城が最も西に位置している。 中野城は、丘陵から北に向かってのびる舌状台地の端部を土塁と堀切で区画した単郭の城館である。土塁は約2mの高さで南西隅が残存するのみで、他は開墾により消失したようである。土塁上には愛宕社が祀られ、祠に向かって西からスロープが設けられいて、その南側が池になっており、堀切の名残と見られている。 現状の平坦地は東西約40m、南北約45mで中央部が畑に利用され、東辺と西辺部は草地で残されおり、土塁の基底部の可能性が指摘される。南側を除く三方は段丘崖で大きく落ち込む要害地形となっている。 ・・・・坊谷城・・・・は、甲南町池田の東南、檜尾神社の西側、坊谷の奥に派生した尾根先端部に築かれている。上・下の坊谷池の中程に向かってのびる尾根上に主郭と二段の平坦地を連ねた連郭式の城が坊谷城である。主郭は25m四方で四周を土塁に囲繞され、土塁は南西隅が最も高く郭面から約3mで櫓台状になっている。土塁は北に向かって高さを減じ北東角で約50cm程となる。南東面の中央に虎口が開口し、虎口への通路は幅を変化させたり、土塁を設けたり、やや複雑にしてある。南西尾根続きは、深い堀切を設け遮断している。 二段の平坦地の防御は切岸のみで、土塁は設けられていない。 なお、主郭の南東部に現在も滞水する貯水池があるが、見逃したようである。 |
◆ 道 案 内 | ||
・・・・中野城・・・・は、新名神高速を下りた甲南IC口交差点を左折し、広域農道に入る。広域農道を北に540m程行った新治口交差点で右折し、県道337号線に入る。県道337号線を東に道なりに980m程行った十字路で左折し、県道133号線に入る。県道133号線を北に1.2km程行った竜法師交差点で右折し、県道4号線に入る。県道4号線を東に1.7km程行った池田交差点で右折し、東に730m程行った十字路で右折する。南西に150m程入った左カーブの中程に右に分岐する細い道があり、そちらに入る。南に110m程進むと左手に愛宕社へのスロープがある。 ・・・・坊谷城・・・・は、新名神高速を下りた甲南IC口交差点を左折し、広域農道に入る。広域農道を北に540m程行った新治口交差点で右折し、県道337号線に入る。県道337号線を東に道なりに980m程行った十字路で左折し、県道133号線に入る。県道133号線を北に1.2km程行った竜法師交差点で右折し、県道4号線に入る。県道4号線を東に1.7km程行った池田交差点で右折し、東に2.0km程行った人家を通り過ぎたT字路で細い道に右折する。南に160m程入ると道の両側に池と桧尾神社がある。さらに180m程進むと池を横断する所があり、横断し終えた右手に駐車スペースがある。そこから尾根筋を南西に100mも登れば城跡である。 |
◆ | ![]() ![]() |
TOPへ | 戻る |
![]() |
![]() |
|
中野城 東面の切岸 | 坊谷城 堀切 | |
![]() |
||
坊谷城 城内道 |