No25365−35 | No25365−36 | ||
北上野城A | 北上野城B | ||
(きたうえのじょう) | (きたうえのじょう) |
北上野城A 竪堀 | 北上野城B 土塁 |
◆ 城郭の概要 | ◆ 城郭の概要 | |
別 名 : | 別 名 : | |
所在地 : 甲賀町上野字西山前、犬コソ | 所在地 : 甲賀町上野字西山前 | |
築城年 : 室町時代 | 築城年 : 室町時代 | |
形 式 : | 形 式 : 土塁、水堀 | |
遺 構 : 堀切、竪堀 | 遺 構 : | |
訪城日 : 平成25年3月16日 | 訪城日 : 平成25年3月16日 |
◆ 歴 史 |
・・・・北上野城A・・・・の城歴等の詳細は不明であるが、当城の周辺に北上野城B、冨田山城、観音堂城が近接して所在しており、上野同名中を構成した甲賀武士の城館か。 |
◆ 構造と感想 |
・・・・北上野城A・・・・は、甲賀町上野のうち北上野集落の北方に東西にのびる丘陵の西端近くに位置している。東側鞍部に鹿深台の住宅団地へ登る市道が通り、その西側頂部に東西約20m、南北約10mの二つの土壇状の郭が東西に並び、郭間と南側には帯郭が付随している。西側尾根続きに堀切はなく、鞍部には峠道が通る。東側は浅い堀切と南斜面に4条の竪堀を設けている。 北上野城Aの構造は、土塁もなく、堀切も貧弱で甲賀に一般的なタイプとは大きく異なっており、如何してなのか疑問である。 訪城は、南東麓の作業小屋横から竪堀群を見ながら直登すると直ぐに頂部である。頂部は、笹竹や雑木が繁茂しており、遺構確認はままならないが、1.5m程高さの土壇状の郭が認められた。 ・・・・北上野城B・・・・は、甲賀町上野のうち北上野集落内の平地に立地している。北方約200mの丘陵上には北上野城Aがある。平地の館と詰め城の関係にあったのかもしれない。 住宅の東から北にかけて土塁が東西約40m、南北約20mのL字状に残り、北側では3m以上の高さをほこる。 堀は、土塁の北側に一部が滞水して残っている。住宅の南側の市道沿いに窪りが見られ、堀の痕跡と思われる。 この城は、本来、単郭方形の縄張りであって、今は北半分が残されたものである。民家の北側に回れば、堀や土塁の遺構を容易に見ることができる。 |
◆ 道 案 内 | ||
・・・・北上野城A・・・・は、新名神高速道を甲南インターで下りた最初の交差点である甲南IC口交差点で左折し、広域農道に入り560m程北進すると新治口交差点に至る。新治口交差点で右折して、東に2.4km程行くと突き当たりのT字路に至る。T字路を左折し360m程北東に行くと県道4号線の野尻交差点に出る。そこを右折し県道4号線に入り、南東に道なりに5.1km程行った田堵野西交差点を直進する。県道51号線に入り南東に320m程先の油日農協前交差点で左折し、市道に入る。北東方向に550m程行った左手側の丘陵上が城跡である。南東麓の作業小屋横から直登する。 ・・・・北上野城A・・・・は、県道51号線の油日農協前交差点を北東に入り、370m程行った十字路の右手が上野ふれあい公園で、その公園駐車場の市道を挟んだ北側の民家敷地が城跡である。 |
◆ | : 北上野城A : 北上野城B | TOPへ | 戻る |
北上野城A 土壇状郭と帯郭 | 北上野城B 堀 |