No25363−28 | No25363−29 | ||
高山氏城 | 小山城 | ||
(たかやましじょう) | (こやまじょう) |
![]() |
![]() |
高山氏城 南東面の堀 | 小山城 北側の堀 |
◆ 城郭の概要 | ◆ 城郭の概要 | |
別 名 : 高山城 | 別 名 : | |
所在地 : 水口町高山字平石山 | 所在地 : 水口町三大寺字西ノ飼戸 | |
築城年 : 室町時代 | 築城年 : | |
形 式 : 山城 | 形 式 : 丘城 | |
遺 構 : 土壇、堀、帯郭、塹壕、堀切 | 遺 構 : 土塁、堀、虎口 | |
訪城日 : 平成23年10月9日 | 訪城日 : 平成23年11月3日 |
◆ 歴 史 |
・・・・高山氏城・・・・は、『甲賀郡志』に「相傳ふ高山源太左衛門本村を領せし時の城阯なりと」記される。 ・・・・小山城・・・・の城歴等の詳細は不明である。 |
◆ 構造と感想 |
・・・・高山氏城・・・・は、高山集落の南、独立山塊の平石山山頂に所在し、北から東方面への眺望が優れている。山頂付近は緩やかな傾斜地が広がっており、その頂部を堀と帯郭で囲繞し、三角形状の郭としている。その西側と南側には緩斜面が続くが、自然地形のままである。郭は、底辺の南北方向が約50m、高さの東西方向が約60mの規模で、郭内に明瞭な削平地は認められず、臨時的な感のする山城である。 郭の西面側に土壇を置き土塁とし、その外側に浅い堀を設けている。南東面は中央付近で堀から帯郭に転換し北東方向に伸びるが、転換部分の城内側に塹壕状の掘り込みが設けられており注目される。北東端は堀切状で、外側が土壇になっている。北面側は帯郭である。 甲賀地域には珍しい山城であり、使用主体を在地勢力としてよいのか疑念が持たれているが、山丘の頂部は緩斜面が広がり、その一部を防御力の劣る施設で囲繞する程度の山城であり、どの程度機能を発揮できたのか疑問に思える。 ・・・・小山城・・・・は、飯道山をピークとする山塊の東山麓にある三大寺集落の西端台地に所在する。遺構は集落と西ノ飼戸池に挟まれ、集落との比高4m、東西約35m、南北約50mの郭に北から東に回るL字状の土塁に空堀、南面の一部に土塁が残る。南面の土塁は東端でY字状になっており、虎口と想定されている。北東の空堀は箱堀である。なお、西辺は西ノ飼戸池の築造により大きく破壊され、堀切など背後の遮断施設が残っていない。 城跡は、荒れ放題の竹林で一部にやっと入れるが、写真撮影は難しい。 |
◆ 道 案 内 | ||
・・・・高山氏城・・・・は、国道1号の水口町市街地の東端辺りで、近江グリーンロード(国道307号新道)の南方向に入る。道なりに2.6km程走ると水口大橋北詰交差点に至り右折する。南西に2.5km程行った庚申口交差点で右折し県道4号線に入る。県道4号線を480m程走ると三大寺北交差点で、そこを左折する。北西に660m程行った変則十字路で左折する。山裾の道を南西に240m程行ったY字路で右手に進み、その30m程先に獣除けの柵があり付近で駐車する。後は徒歩で細い林道を頂上まで登ると城跡である。 ・・・・小山城・・・・は、国道1号の水口町市街地の東端辺りで、近江グリーンロード(国道307号新道)の南方向に入る。道なりに2.6km程走ると水口大橋北詰交差点に至り右折する。南西に2.5km程行った庚申口交差点で右折し県道4号線に入る。県道4号線を480m程走ると三大寺北交差点で、そこを左折する。北西に1.3km程行ったT字路で左折し、広域農道に入る。広域農道を南に920m程行った住宅団地を過ぎた十字路で左折する。90m程東進した右手南側の雑木林内が城跡である。 |
◆ | ![]() ![]() |
TOPへ | 戻る |
![]() |
![]() |
|
高山氏城 西面の土壇 | 小山城 東側の土塁と堀 |