No25203-10 宮川陣屋 (みやがわじんや       

城址碑

城郭の概要
別  名 :
所在地 : 長浜市宮司町
築城年 : 元禄11年(1698)
形  式 : 陣屋
遺  構 : −         
訪城日 : 平成22年2月13日

歴   史
江戸期の宮川藩の政庁で元禄11年(1698)に設けられた。
藩主は堀田氏で、徳川家光の時代に老中となった堀田正盛は、家光に重用され下総佐倉藩12万石の大名にまでなったが、正盛は家光の死に殉じ、子の正信が跡を継いだが、老中・松平信綱と対立したため、万治3年(1660)に改易された。
正信の嫡男・正休は、天和2年(1682)に1万石の大名として復帰を許され、上野吉井藩の藩主に封じられた。
元禄11年(1698)には、近江国坂田郡宮川村に移封となり、宮川藩を立藩した。第3代藩主・正陳が若年寄となり、寛延元年(1748)に3千石の加増を受け1万3千石を領して幕末を迎えている。

構造と感想
宮川陣屋は、西側の垣見氏館と隣接している。元禄11年(1698)に宮川藩(堀田氏)の政庁として設けた陣屋跡で、宮川氏が田中政吉に従い筑後柳川へ転出した屋敷跡を利用して設けられたと考えられている。
碑があるのみで、遺構らしきものは何も残っていない。

道 案 内
県道37号線の長浜IC交差点から西に550m程行った山科町交差点で左折する。県道510号線に入り南に1.2km程進んだ宮司町交差点で右折する。県道509号線に入り東に220m程行った交差点を右折する。南に180m程進むと宮川橋で右手側に宮川陣屋の石碑があり、橋付近に駐車可能なスペースがある。

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