大草城  No23219−03 (おおくさじょう)       

現地縄張図の主郭 高田氏縄張り図の主郭背後の堀切

城郭の概要                  
別  名 : 西尾城,城山城
所在地 : 小牧市大草字西洞(白山神社)
築城年 : 文安年間(1444〜49)
形  式 : 平山城
遺  構 : 土塁、堀、大手道、
訪城日 : 平成27年3月30日

歴   史
大草城は、文安年間(1444〜49)に西尾式部道永によって築かれたと云われる。
西尾氏は、三州西尾の出身で、通永が岩倉城の織田伊勢守家に仕え、春日井一帯を領して善政を布いていたそうである。
しかし、天文17年(1548)頃に起こった主家・織田伊勢守家の家督争いを機に、東美濃釜戸(現在の岐阜県土岐市)へ移り、大草城は廃城となったとされる。

構造と感想

大草城は、白山神社の鎮座するなだらかな丘陵に築かれている。白山神社の祠右側に城址碑と説明板が建てられている。説明板に掲載された縄張図と付近の地形が一致していないように思われ、また、高田徹氏の縄張図とも相違しており、地形は不明瞭で通路以外は密生した竹やぶで城の構造を理解するに至らなかった。
高田徹氏の縄張図は、説明板の縄張り図の大手道東側に描かれた屋敷跡付近のみを遺構と判断され、「主郭」とされているようである。


道 案 内
名神高速小牧インターを下りて左折し国道41号に入り北に640m程行った村中交差点で右折する。国道155号を東に7.2km程進み、桃花台団地の南東端で左折する。左折して350m程先の城山四丁目交差点で細い道に右折する。細い道は直ぐに右に90度曲がり、その曲がり角の左手に白山神社参道入口の案内板が建てられている。そこから山道を登っていくと祠と城址碑、説明板があるところに至る。

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高田氏縄張り図の主郭土塁      現地縄張図の馬場竪堀

 
現地縄張り図        大手道