百足城  No21621−04 (むかでじょう)       

主郭の櫓台 主郭と二の郭間の堀切

城郭の概要                  
別  名 : 垣内山城
所在地 : 飛騨市古川町高野
築城年 : 戦国期
形  式 : 平山城
遺  構 : 土塁、櫓台、堀切、
訪城日 : 平成23年9月23日

歴   史
築城時期等の詳細は不明であるが、南へ約850mのところに古川城があり、その出・支城とも考えられている。

構造と感想
百足城は、宮川左岸に連なる山塊から宮川に向け突き出た小丘の頂部に築かれている。 小丘の西側は谷が入り込む鞍部を隔てて山塊へと尾根続きとなり、切岸や竪土塁群を設けて遮断を図っている。主郭は東西に長くやや東寄りに墳丘と思われる土壇を櫓台として利用している。主郭の東端は堀切で、堀切を隔てて南北に長い二郭がL字状に付帯し、その北端にこれも墳丘と思われる土壇を櫓台としている。
北側は急斜面であるが、南側は緩やかである。西側は道路により遺構の一部が消失している。小規模で、遮断も弱い簡単な造りの城郭である。

道 案 内
国道41号を高山市より北上し、道の駅「アルプ飛騨古川」前から1.4km程先で新蛤橋を渡り直ぐに左折する。40m程先で右折し細い上りの道に入り、その30m程先の分岐でまた右手に入り直ぐの右カーブ途中に百足城の案内標識があり、ここが登り口で西方奥が城跡である。

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