下手向城  No21210−02 (しもとうげじょう)       

張出部の土塁 背後の堀切

城郭の概要                  
別  名 :
所在地 : 恵那市山岡町下手向
築城年 :
形  式 : 丘城 
遺  構 : 堀切、横堀、竪土塁、土塁、虎口、
訪城日 : 平成28年11月5日

歴   史
城主として勝次郎、勝内蔵助義直と子・又右衛門義氏を記す史料が存するが、詳細は不明である。

構造と感想
山中に入り斜面を斜めに200m程登ると左手上方が城跡である。10m程直登すると主郭東下の帯郭に取り付く。
尾根先端の頂部に約40mの方形で、北東部に南を除く三方に土塁が廻る20m×10m程の張り出しの付く主郭を置き、東下に帯郭状の腰郭を、その南東隅下に鉤型の帯郭を付帯させている。腰郭の北端は竪土塁で、帯郭の西端は竪堀で、仕切っている。竪堀の対面から西側に掛けて横堀を廻らせ、張出部下方に横堀から二本の竪土塁を落とし、さらに尾根続きの北側に堀切を入れ遮断している。
基本は単郭構造であるが、周囲を堀切、横堀、竪土塁、腰郭、帯郭で厳重に囲繞し、防御性を高めているのが特徴である。

道 案 内
登り口
(小屋と農機具の間から山に入る)
中央高速道の恵那インターを下りて、恵那IC交差点で右折し県道68号線に入り、400m程先の坂の上交差点で左手に進む。引き続き県道68号線を270m程行き西神田交差点で直進し市道に入る。市道を700m程走ると神明交差点に至り、そこで右折して県道415号線に入る。県道415号を南へ340m程行くと国道19号との正家交差点に至り、そこを直進して国道257号に入る。国道257号を道なりに4.5km程行くと阿木川ダムに至り、引き続き国道257号を6.8km程進むと岩村町の一色交差点に至る。国道257号は直進するが、そこで右折して国道363号に入り、道なりに4.6km程走ると山岡駅前交差点に至る。そこで左折して県道33号線に入り、道なりに2.1km程行くと右手に下向手郵便局があり、郵便局の西側の道に右折し、70m程先の正面に見える家の前で少し左にカーブした右手にある畑の奥から真っ直ぐ北へ向かって登山道がある。

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主郭の北方向         北東隅の竪土塁

 
主郭の南東虎口          虎口受け