西城 No20349-02 | (にしじょう) |
主郭肩の石積み | 主郭南方向 |
◆ 城郭の概要 |
別 名 : 薄ヶ尾城、烏帽子形城、弥勒城 |
所在地 : 小県郡青木村村松字入薄ヶ尾 |
築城年 : |
形 式 : 山城 |
遺 構 : 土塁、堀切、竪堀、竪土塁、石積み、木戸口、 |
訪城日 : 平成28年11月13日 |
◆ 歴 史 |
当城に関する史料や伝承はなく、創築年代・築城者・廃城時期など事跡は不明である。 しかし、残存遺構からは、多大な労力の投入が想像され、かなり大きな勢力が築いたと推察される。 |
◆ 構造と感想 |
別名 薄ヶ尾城あるいは烏帽子形城とも呼ばれ、青木村村松薄ヶ尾にある湯坂山(標高812m、比高162m)の山頂に築かれた山城である。尾根の頂上である子檀嶺岳には「子檀嶺城」が、また、登城途中の標高723m、比高70mには出砦である「寺山の砦」が、さらに東側の谷を隔て平行する尾根には支城とされる「東城」がある。 南東支尾根の先端にある神社から尾根を登ると「寺山の砦」を経て西城の二の郭に至り、その北上方が主郭である。主郭の全周に石積みが施され、北側が尾根続きで6条の堀切を入れ厳重に遮断している。内2条は大堀切で10mを越える高低差があり、素晴らしい景観である。 主郭から東と南東と南西に支尾根が延び、東尾根が大手筋で腰郭下方に小段郭が連続している。他の二本の支尾根にも関門となる郭を設けている。 この城は、堀切や石積み、木戸口など素晴らし遺構が残っている。 |
◆ 道 案 内 |
上田市街より国道143号を青木村役場を目指して西進し、道の駅「あおき」から1km程西進したT字路(役場の手前)で右折する。細い道に入り500m程北西に進むと十字路があり、そこで左に鋭角に曲がる。緩やかな登り道を280m程行くとU字カーブがあり右手に鳥居がある。そこが登り口である。道路脇に駐車可。
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登り口南 東尾根の岩場 南東尾根の木戸口 南東尾根の堀切 二の郭と主郭南面の切岸 主郭東下の腰郭 東尾根の小段郭群 主郭北側の堀切 主郭北側の堀切 主郭北側の堀切の竪堀と竪土塁 北尾根筋の堀切 |