竹松城  No20209−08 (たけまつじょう)       

北西よりの遠望 主郭の東方向

城郭の概要                  
別  名 : 宮下の城
所在地 : 伊那市富県南福地竹松
築城年 :
形  式 : 平山城
遺  構 : 土塁、堀切
訪城日 : 平成30年3月18日

歴   史
城歴等の詳細は不明であるが、南福地竹松一帯は竹松一族の本拠地で、竹松氏の城とされ、竹松の小城(橋場城)に竹松外記が居住していたが、後に竹松城に移ったと云われている。

構造と感想
竹松城は、比高7〜8mの島状の台地に立地し、城域は南北275m、東西70m程の広さで、堀切で区画された6つの郭が南北に一列に並んだ連郭式の構造をしている。
諏訪宮が鎮座する中央の郭が主郭で、南と北側を土塁と堀切で区画され、東側半分が一段高くなっている。主郭北側の南辺と東辺に土塁が残った三郭とで本城の中核部をなしている。三郭の現況は竹林と畑でとなっている。
中心部の南側に最も長大な二郭があり、南辺と東辺真中に土塁の残片が見られ、中央で堀か土塁で区画された二つの郭であったと推測されている。
三郭の北側も堀切で、その先に東西に細長い四郭、更に堀切を隔てて三角形状の五郭がある。
堀切がよく残っており見応えもあり、また、三郭の切岸も見事で堪能できる。

道 案 内
中央道の伊那インターを下りて県道87号線の南東方向に入る。そのまま南東方向に2.8km程行くと国道153号との水神橋西交差点に至る。その交差点を右折し1.1km程南西方向に走り入舟交差点で左折し国道361号に入ると直ぐに大橋を渡る。橋を渡って320m程の中央区交差点で右折し県道18号線に入る。道なりに5.6km程進むと左手に福地郵便局があり、その40m程先で右折する。
南西に500m程行くと小さな十字路があり左折する。細い道を270m程進むと左手に諏訪宮の鳥居が見え、奥に諏訪宮があり城跡である。手前に道路の余白があり駐車可。

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主郭と二郭間の堀切             主郭より三郭を望む


二郭の南西方向             三郭西部の南方向


三郭東辺の土塁           三・四郭間の堀切


   四郭の東方向               五郭南辺の土塁と広切