天神山城  No18207−01 (てんじんやまじょう)       

東郭の空堀 石段上の右手が登り口

城郭の概要                  
別  名 : 立待城
所在地 : 鯖江市西番町、入町
築城年 :
形  式 : 山城
遺  構 : 土塁、横堀、堀切、
訪城日 : 平成23年10月21日

歴   史
築城年代は定かではないが、城主は立待和泉守、朝倉氏家臣の千秋因幡守と伝えられる。
しかし、立待和泉守、千秋因幡守とも伝承上のもので、実在の確証はないようである。

構造と感想

天神山城は、浅水川が日野川に合流する付近の右岸に北から川に向かって南へ張り出した尾根の先端標高54mの天神山に築かれている。
構造は、前方後円墳を利用し、東と西の二郭を設け、西郭が主郭で円墳の周囲に二段の帯郭と一重の空堀を巡らしている。東側は鞍部で三重の堀切を設け遮断している。堀切を隔て方墳の東郭があり、頂部の方形郭を帯郭が取り巻き西側を除く三方に二重の空堀を巡らしている。その外側に段郭や帯郭が三段程設けられている。
やや草木が多く見通しが悪いが、三重の堀切や空堀が明瞭に残っているのが確認できる。


道 案 内
北陸自動車道の鯖江インターを下りて右折し県道39号線に入る。県道39号線を西に620m程行った柳町交差点で右折し国道8号入り、国道8号を北に3.1km程行った御幸交差点で左折する。県道185号線に入り西に980m程行き福井鉄道福武線をくぐり、更に910m程西進した信号交差点で斜め右に右折する。県道185号線の旧道に入り、190m程西進したT字路で右折し、690m北上すると浅水川を渡る。北詰めの信号で左折し川沿いを810m程走ると乙千代丸神社の駐車場がある。神社への階段を上がった脇から城跡に向かう遊歩道がある。

TOPへ 戻る


     堀切              北東支尾根の段郭